東 京 駅 見 聞 録

 

東京駅見聞録・・・。それは数週間前に見たニュースがきっかけだった。ニュースの中では東京駅のホーム下のメンテナンス通路や赤レンガの通路を案内される家族達が映し出されていた。こんなツアーがあるのだなあ・・・とそのときは見ていた。つい先日、電車の中吊り広告に「東京駅見聞録」なる半日のツアー発見!すぐさまJRサイバーステーション(JRのURL)でチェック!連絡先を確認し、すぐ電話した。

というのも一回当たり30人で4回しかないのだ。結局、第1回目の10月14日のみ空いているとのことで(ラッキー)、すぐさま予約、当日に至った。雄輝はとにかく電車に乗れるのと、東京駅でいろんな電車を見ることができるので、数日前からワクワク状況だ。お父さんは前日のゴルフ疲れで体がガクガク状況だ。集合時間15分前に東京駅に到着、時間を持て余したので東京駅正面からの写真を撮影した。

東京駅は大正3年12月20日に6年余の工事を経て完成、開業した。約890万個の煉瓦を使ったルネッサンス風の駅舎は東京帝国大学辰野金吾博士によって設計されたとのこと。当時は3階建だったが、空襲で3階部分が焼失、残った2階層に屋根を付け、現在の2階建て(一部3階有)の構造となった。丸の内北口、南口の屋根は現在では角ばっているが、昔は丸いドームのような屋根だった(下写真両端)

建設当時の東京駅

空襲後の駅舎

初代駅長

左写真は東京駅の三大貴賓室(松・竹・梅)のひとつ「竹の間」、国賓などに使われる。並べられている灰皿は有田焼、4隅が本物でその間に置かれたものはレプリカとのこと。レプリカといっても本物の有田焼のレプリカであり、お値段は6ケタとのこと、本物の方は一体いくらなのか・・・。屏風やつぼの説明もあったがよく覚えていない。屏風などは布部分をクリーニングしたいが、留金部分の細工が非常の手の込んだもので、それを施す職人が現存しておらずやむなく汚れたままとしているそうだ。

本物

レプリカ

正面の車寄せ

車寄せ中央の玄関の扉の内側

上左写真は駅舎中央の車寄せ。天皇が駅を利用する際はここに馬車が到着する。通常は使用さていない。この門の内側の扉が上右写真だ。菊のご紋がついているが、留金置き場にされている(いいのか?)。左は「松の間」の前の何とか焼きの壷、昭和天皇はお召し列車で移動の際、松の間に入る前に必ずこの壷の前で足を止めしばし鑑賞していたらしい。部屋の中には対の豪勢な椅子、天皇と皇后用だ。その正面には「富士に桜」、横山大観の作だ。背後の屏風は狩野元信作といわれている。何より一番感心したのはじゅうたん。足が沈むのだ。

赤煉瓦通路入口部

赤煉瓦通路中央部

駅舎中央

上写真は通称「赤煉瓦通路」。赤煉瓦で造られたアーチ状の通路で、駅の東西を結んでいる。1978年を最後に使用されていなかった旧郵便物運搬通路を、車椅子等の客用の通路としてリニューアルしたものだ。ここも通常は入れない通路だ。結構知らないものを見せてもらったという感じの数時間だが、それなりに楽しめた。雄輝にとっては退屈だったかもしれないが・・・。見た目は古いが進化する東京駅、石原都知事の構想では、数年のうちに建設当初の3階建ての建物に再構築するそうだ。工事に入ると防音シートなどで囲まれてしまうので、赤煉瓦を写真に収めるのはここ数年しかないようだ。

ここからが雄輝のお楽しみ「踊り子」

同じ路線でも伊豆急行の「リゾート踊り子」

300系のぞみ

となりは700系のぞみ

700系のぞみ

さーて、最後のお楽しみ、ランチ!

10月からソフトオープン、本格オープンは11月からというお店「東京食堂」、あの三国清三プロデュースの店だ。メインダイニング横の列車をかたどった席でのコースメニュー、楽しみだ。雄輝は店の好意で特別メニューを急遽作成してもらった(下写真)。実際、一番目の前菜(トマトとむきえびの○△×ソース香草和えとかいうやつ)は2人とも出てきたのだ。なのに、ちょっとさっきのにーちゃんよりはえらそうな人が来て、「本日の料理は香草や香辛料などきつめの味付のものもありますので、お子様のお口には・・・」

ということで左の写真ということになった。通常のコースからは見劣りがするが、同じことを店の方からも言われ、その上で埋め合わせとしてケーキのお土産をいただいた。結構気の利く店だ。う〜ん、おやじ気に入ったぞ。これで、あと問題となるのはコスト面だけだ(今回は東京駅めぐりも含めて前払いなのでこの店の食事がいくらか分からない)!だが、コース食い終わって、おいしいじゃん、いけるじゃん、食後のコーヒーもおいしいじゃん・・・と思っている最中に、近くの席のおばちゃんが店の人に「おいくら?」と聞かれて

「ランチで\1,500〜\2,500」と答えていた。

「え゛〜!世界の三国がコースで千五百円?」

・トマトと海老のなんちゃらソース香草和え

・ポタージュスープ(なんと泡立っている・・・)

・スズキのなんとか、ふにゃららほにゃら

・仔牛のはんにゃらほんにゃらるるるるるー

・デザート(シャーベットとチョコレートケーキ)

(食中のパン、食後のコーヒー付き)

※各料理は食うのが先で写真忘れてました!

同じフロアには、ワインと銘酒のコーナー、三国プロデュース回転寿司がある。ぜひもう一度訪れたい店だ(既に長蛇の列が並んでいる・・・)。

シャーベットの下はチョコレートケーキ

デザートも子供用にアレンジしてくれた!

東京駅の証、それは、様々な路線の起点であることだ。これを示すのがOキロ標識(ゼロキロポスト)だ。左は4〜5番線間にあるブロンズのゼロキロポスト、左下は3番線(2番線は高架)、下は6〜7番線間のゼロキロポストだ。

日頃出張などで利用する東京駅・・・。だが、子供とゆっくり周るなんて考えたこともなかった。細かく見れば気付くことも、これまで全く気付かなかったことも分かった(東京駅には○○首相暗殺現場というのが2ヶ所ある。知ってますか?)。

天皇さんの利用する部屋ってのは、なかなか見ることは出来ないだろうが、ゼロキロポストは多分何度も視界に入っているはず・・・、そこにあるからと分かった上で見ないと、なかなか見つからないものだ。日頃は、せかせかとしか東京駅を利用していなかったのだと痛感した。だが、それであたりまえとも感じている。石原都知事のいう駅舎復活はいつになるか分からないが、年月を経て、また雄輝と来ることにしよう、そのとき雄輝が承諾すればだが・・・。