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まだ紅葉には至らないが、い〜い景色である。移りゆく景色をゆったりとした時間の中で楽しむ――といいつつ、筆者は写真撮るのにせわしく動き回っていたのだった。

この渡良瀬渓谷鐡道の歴史は古い。足尾銅山で採れる銅を運ぶための鉄道として、明治41年に足尾鉱山鉄道株式会社が設立、大正3年に精錬所のある足尾本山まで開通した。その後国有化、国鉄足尾線となった。しかし、その後最盛期を経て、銅山の閉山などから、旅客輸送も振るわなくなり、足尾線は国鉄の赤字線として廃止対象になった。そして、平成元年に第3セクター鉄道、現在のわたらせ渓谷鐡道として再出発したのである。

トロッコ列車はほぼ満員で走りつづけている。青々とした木々の中にも少し色付いているものが見え始めた。
トロッコ列車での雄輝


全く理由はわからないが、トロッコ列車内でてんとう虫が大発生。もともと車両に住み着いているのか、ある地区に多く生息し、外から飛んでくるのか分からないのだが、とにかく入れ替わり立ち代り数十匹のてんとう虫と出会うはめになった。


赤々とした紅葉には出会えなかったが、いい景色とてんとう虫とのゆったりとした時間も終わり、目標の駅「通洞」に到着した。


通洞駅より歩いて数分のところに「足尾銅山観光」がある。入場料は、大人800円、小中学生500円。
現在は廃坑となっている足尾銅山、約400年間にわたって切り開かれた坑道の総延長はなんと、1234km。これは、東京から博多までの距離に匹敵するそうだ。
まず我々はトロッコに乗り込み、坑口へと移動する。
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